2022年３月から始まった 稲森誠の『活弁』(活動写真弁士) 公演・記念すべき第１０弾！

今回のお話は…

多くを語る必要もございません！皆さまご存知、あの「忠臣蔵」本編を、稲森誠が語ります！
今年３月から始まった毎月の定期公演。全てはココに至るためだったのです…！！

時は元禄14年3月14日五ツ半(朝9時頃)、江戸城内の「松の大廊下」にて、赤穂藩主の浅野内匠頭長矩が「この間の遺恨、覚えたるかっ！」との怒声とともに、高家衆筆頭の吉良上野介義央に斬りかかった！
前代未聞の城内刃傷沙汰に激怒した時の権力者・徳川５代目将軍綱吉は、なんと即日切腹を申し付け、赤穂藩はお取り潰しの憂き目に遭う。

普通であれば切腹は免れないにしても、幕府老中がじっくり時間をかけて審議すべき案件。さらには、当の内匠頭の切腹は、屋敷内ではなく田村屋敷の庭先で行われるということになり、さすがにこれは五万三千石の大名ともあろう者に対して、とても似つかわしくないお沙汰である、お可哀想に…と多くの者が同情する中、同日・暮れ六ツ酉の刻、田村屋敷の庭先で「かねてから知らせておこうとは思ったが、その暇もなく、今日のことはやむを得ず行った…」のあの有名な遺言を口述し、浅野内匠頭長矩・切腹。享年３５歳の春の事でありました。

　一方の吉良はというと、「場所柄をわきまえ手向かいをせず、神妙の至りである」とお咎めなし。
本来なら「喧嘩両成敗」で両者の言い分を吟味し、裁定を下すはずの「赤穂事件」。
儀式を妨げられたと悪感情を抱いた将軍綱吉の、一方的に内匠頭のみに非があると決めつけたこの裁定が、後の浪士の行動に、大きく大きく影響したのでありました…

　かくして、赤穂浪士達の忠誠心の現れとも言える仇討達成と、世の不条理に打ち勝つ努力の物語「忠臣蔵」の幕は切って落とされるのです！
　さあ！稲森節の「忠臣蔵」は、どのような物語になるのか…!?
忠義の昼行灯「大石内蔵助」がどのような男として銀幕を動きまわるか…？
憎き敵役の「吉良上野介」が、どんな狒々爺に見えるのか…？
　討ち入り当日の１２月１４日夜を挟んで、討ち入り前夜の１２月１３日夜、討ち入り後夜の１２月１５日夜の３日間、是非お楽しみください！

乞う！ご期待！

昔懐かしの『無声映画』の貴重映像とともに、日本の伝統文化・稲森節の話芸をたっぷりとお楽しみください！

弁士…稲森 誠
楽士…杉本 民名・岩切 志穂

[公演情報]
　【活弁１０】『忠臣蔵』
日程 》１２月１３日(火) ･１４日(水)・１５日(木)
時間 》各日　夜：１９:３０～　(全３回公演)
料金 》来場:３０００円 (前売り,当日精算ともに一律)
　　　
来場予約 》https://www.quartet-online.net/ticket/benshi10

　●整理券の配布はございません。
　●開演時間３０分前より受付、ご入場を開始いたします。
　　なお感染症対策の一環として、開場時間より早めにお越し頂いても
　　会場にはご入場いただけません｡あしからずご了承下さい。
　　(会場内にお待ち頂くスペースがございませんため
　　 みなさまのご理解とご協力をお願い致します)

　●劇場内は暗く、段差が多い仕様となっております。
　　・車椅子をご利用のお客さまや、
　　・普段杖をついておられるお客さまには、
　　できるだけ移動が少ないお席をご用意したいと考えております。
　　準備が必要となりますため、対応ご希望の方はお手数ですが備考欄に 
　　ご記載をお願い致します。

■会場扉前や付近の公道上などでのご歓談や長時間待機(10分以上)
　はご遠慮下さい。

■開演５分前を過ぎると通常のお席をご用意できなくなる場合がございます。
　迷われた・電車が遅延した等で遅れる場合は、お早めに下記のシアターOM 
　事務所までお電話にてご連絡をいただけますと、対応可能な状況が作れます。 
　※キャストにご連絡をいただいても、タイミングによっては準備に追われ、 
　　 個々のご連絡に対応できない場合が多いです。 
　　 できるだけ事務所への電話連絡をいただけますようお願いいたします。 
　〈アクセス〉
　　https://st-om.com/access/
　〈TEL〉
　　06-4392-7121 (シアターＯＭ事務所)

◆ご観劇当日はスタッフの誘導に従って頂けます様、ご協力お願い致します。
◆全力で開演して参りたいと考えておりますが、公演日ギリギリまで 
　世情等の各種状況により変更を余儀なくされる可能性が御座います。
　万が一、変更がありましたら、都度SNS等でご案内いたします。 
　ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。

★無声映画振興会 公演スケジュール★
　https://silent-film.org/calendar